タイトルにもあるように、私は大好きだった第一志望の企業を、入社1ヶ月前に辞退しました。
今回の記事では、就活当時の私の反省点と対策を共有します。
就活生に、一人でも参考になれたらうれしいです。
- 内定辞退までのストーリー
- 就活の後悔と対策
- 就活生に意識してほしいこと
辞退した企業は今でも大好きです。今でも、選考に関われたこと、一緒に働けたことはしあわせでした。
ミホ
人事に伝えたリアルな内容は、別記事にしているので、合わせてご覧ください。

contents
ミホさんのプロフィール
心配性なので、早期から就活を始めていました。
内定先の情報
- 業界:ベンチャー企業・人材
- 職種:コンサルティング営業
- 社風:積極的に新卒を採用、情熱を持って常に挑戦し成長する体育会系
第一志望だった理由
- 若い人がどんどん活躍している
- 裁量権がある
- 転職という人の人生の分岐点に携われる
- 仕事とプライベートを両立できる
- インターンで知り合った社員がキラキラしていて一緒に働きたいと思った
ミホ
ここからは、私の退職までの過程を話していきます。
内定式で違和感と頑張りたい想いの葛藤
内定者数多すぎない?
今思えば覚悟が足りなかったのかもしれないけど、内定式で内定者の人数聞いたときに驚いた。
総従業員数600に対して、内定者が150・・・?多すぎない・・・?
私は就活解禁前に内定をもらっていたから、正式な内定者の数を把握してなかった。
ただ、面接のときに今年度の採用人数を聞いた時も「いい子がいれば数関係なく採用する」って人事が言ってたのを思い出した。
ただただ、頑張りたい気持ちが強かった
いっぱい内定者がいるのは「きっと入社後にたくさん辞めるからだろうなあ」なんて内定先にビビりながらも、自分が思い描いてた社会人像になりたくて、頑張ろうって気持ちしかなった。
内定式後の懇親会で、同じ内定者の人と話が弾んで思った以上に仲良くなり、「あーやっぱり採用されるのって自分と似てるような人ばっかりなんだ」って。
そんな人と仲間としてライバルとして一緒に働けるのが待ち遠しくて仕方がなかった。
研修内容に付いていけない私。劣等感を抱きはじめる
周りはできて、自分はできない
でも、内定式から3か月後にあった研修では、なかなかうまくいかなかった。研修内容は、
- 身だしなみ
- 挨拶
- 電話対応
- 名刺交換
- 面接同行
など、実際に働いたときに必要になる、社会人の基礎的なもの。
項目ごとにテストをして全て合格したら帰ることができる。私は何回も不合格になった。
周りの内定者は軽々しくやることが自分ではなかなかスムーズにできなくて、人よりも何倍も頑張らないといけない自分の実力をひしひしと感じた。
周りの同期は堂々としていて、むしろ楽しそうだった。
「こうしたらいいよ」ってアドバイスをたくさんもらって嬉しかったけど、研修中は「なんで自分は周りの内定者と比べてこんなにできないんだろう」って劣等感しかなかった。
「こんな自分が仕事できるのかな?」なんて不安が、ずっと頭の中から離れなくてその日は終わった。
インターンのお誘い
その研修から数週間後、内定者向けにインターンの案内がきた。
実際に入社してからやる業務の一つをアルバイトとして参加できるらしい。
「参加」か「不参加」を選ぶことができる。
学生最後の春休みを満喫する選択肢も勿論あったけど、前の研修で「人一倍努力しないといけない」と感じていた私は、即座に「参加」を選んだ。
インターンが開始。営業がしんどい
テレアポと適正に反する焦り
インターン参加日、人事に実際にやる業務の内容や言葉遣いなどの敬語を教えてもらって、そのあとに社員が働いてるフロアに足を踏み入れて業務をやることになった。
過去に転職サイトに登録した人に電話をかけていく内容で、電話をかけてアポをとるのが、なかなかに難しかった。
私のデスク周りには同じように働いている内定者がいて心強かったけど、どんどんアポを取っていって私の心は焦っていて、余裕なんてなかった。
ひたすら電話をかけて、出た人に仕事を勧めてアポに繋がるようにする「仕事を勧める」ことの難しさ。
「仕事は探していません」って言われても、「今の職場で気に入らないところはないですか?」と、どんどん深堀りしていく。
求めていない人に対してアプローチするなんて、私は迷惑なんじゃないかなって思っていた。だからこそ、全然業務が楽しめなかった。
でも同期は、提案を楽しんでいる。一方で私は、毎日辛い気持ちだった。
そこで「あれこの仕事合ってないんじゃないか?」と、私は違和感を感じるようになった。
憧れだった第一志望の企業を、入社1ヶ月前に内定辞退
業務内容に違和感と鬱
この仕事やっていてもやりがいを見出すことは難しい?これでいいの?やっていけるの?
社内の雰囲気もガチガチの体育会系。
体育会系の私でさえも圧倒されてしまって、この環境で自分が一員となって働ける姿が見えなかった。
どうしよう、、。
頭の中はそのことばっかりで、考え悩んで軽い鬱になってしまった。
内省と決断
せっかくあんなに働くことが楽しみで仕方がなかったのに、楽しいと心から思えない自分に腹が立つ。
でも自分の中で「内定辞退」の文字がずっと頭の中にあった。
内定辞退の理由としては、思っていた自分のやりがいを見出せない、営業内容・社内の違和感、仮に入社しても長くは続かないというのが自分では分かっていた。
だって、入社すらしてなくて目の前のことでこんなに気持ちが落ち込んでしまっているなら入社してからはどうなる?こんなマイナスな気持ちで働いて何になるの?
周りの内定者にもこの気持ちは迷惑になってしまうのも分かっていた。
これは、「内定辞退するしかないな」と自分中で考えが固まった。1番お世話になった人事に、私の気持ちを率直に伝えてきた。
内定辞退は別記事にて
そして入社1ヶ月前に、内定辞退をしました。お世話になった人事の方に電話で。
詳しくは下記の記事で「人事に伝えた内容」と「穏便な内定辞退にする方法」について書いています。

今ならわかる、内定辞退になってしまった2つの理由
- ミスマッチ
- 自分がやりたいことがなかった
冷静になった今。内定辞退になってしまった理由を、分解して考えたいと思う。
①ミスマッチ
もちろん業務内容は知っていた。
ただ、会社の雰囲気を重視しすぎるあまり、実際に自分がどんな業務をするのか、ビジネスの構造を細かく把握していなかった。
②自分がやりたいことがなかった
内定先に対していいなと思い、惹かれたことは多かった。
ただそれは、理由付けでしかなくて、自分がどんな仕事をしたいのか自分の意思がなかった。
もし、もう一度就活をするなら。私が意識したい2つのこと
- 選択肢を広げる
- 内定をもらってからも考える
ここも冷静になっている今だからこそ、意識すべきだったことを、分解して考えていく。
①選択肢を広げる
早く終わらせたい一心で、受けた会社の数は片手で数える程度。
「もう少し受けて、たくさんの会社を知ってもよかったのかなぁ」と、今は思う。
②内定をもらってからも考える
内定を承諾したとき、他の選考は全部終わらせてしまった。
内定先以外の企業から内定をもらって、選択肢をある程度増やしてから、客観的に考えて方がよかったのかも。
・・・
私の就活はダメダメで後悔だらけで大学3年からやり直したいレベルです。
内定先にはもちろんたくさん迷惑をかけて、申し訳ない気持ちでいっぱいだけど、内定辞退したことに関して全く後悔はしていません。
いくら就活していたときの自分を考え直しても、きっと同じ道を歩むんだろうなぁと思います。
あの時、もし他の会社を受けていても内定辞退した会社を選んでいただろうし、それぐらい魅力的で辞退した後も大好きな会社です。
おわりに:内定辞退した私が就活生に伝えたいこと
- 体感する:インターン等を通して、業務を体感することが大事。社員と触れ合うことで文章では気付かないこともたくさんある。
- 早期内定が偉いわけではない:就活で焦る必要はなくて、早く決まるから偉いのではない、それよりも最終的に自分が納得できる選択をする。
自分の中でストレスのない生き方をしたいなと感じることが多々あって、内定辞退という思い切った選択をしたのもその価値観に基づいてです。
内定辞退した後に、その会社の内定者でインターンで仲良くしてた子からもLINEがきて、「私も辞めるか悩んでる・・・」という相談がきました。
その子は4年の8月からずっと悩んでいたみたいで、結局は、このまま入社する選択肢をとったみたいです。
ミホ
第二新卒は「第二新卒エージェントneo」を使っています 
内定辞退して、その後はneoさんにお世話になっています。就活時は「就活エージェントneo」さんを軽く使ったことがありまして。
ミホ
編集長からの一言
ヌイ
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